ハンドペンダント

写真撮影中の手

ハンドペンダントの元になっているハンドモチーフは、
元々は何に使われていたのか分からないヴィンテージのメタルパーツ。
その造形がとても美しかったので、パーツをそのまま型取りして鋳造し、
石座等を付けてペンダントに加工しました。
中指には、KALEYDEのカボションリングをひとつ。
そして、心についた人が自分の宝物、幸せ、夢を掴むようにと想いを込めて、宝石を手にしたデザインになりました。

長い時を経て現代まで残ってきたブロカント(古道具)からは、そこにやって来た人々の愛情を感じます。

私が海外で出会った美しい古道具たち。
用途の分からないジャンクパーツなど...他の人から見たらゴミに見えるかも知れません。
でも、何か惹かれる所があって集めてきたものばかりです。
こんな1点物と出会った時は、私の元に来てくれたんだ、と思いました。

一応、その古道具を販売するオーナーがそれを発掘していなければ、塵を被ったままずっとどこかの国で眠っていたままだったかもしれないし、私以外の人が手にして全然別の用途がなくなってしまったのかもしれない。
だから、そんな風に様々な人々の手を渡って、自分の手元に来てくれるのでは運命だと感じます。

こんな愛しい古道具たちをアクセサリーに変えることで、次の時代に残していけたらと思っています。

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HAND PENDANT の手の形の根元にあるのは、何の役に立つのか全く分からなかった古い金属片です。
この形がかわいかったです。ピースを組み立てて溶かし、子猫を入れてペンダントにしました。
中指には「カボションリング」。
身に着ける人は夢や幸せを掴み、自分の内なる宝物を見つけられるような気がします。私は、往年の素晴らしい物から回収したガラス石をトッピングしたジュエリーのデザインを選びました。

製作されてから現代に至るまでに長い年月を経て、骨董品が伝えられてきた人々の思いを感じることができました。国内外で収集したこれらの品々は、私に向けて私のもとにやって来ました。それらは私にとってユニークで、私を魅了し、集めました。

それは立派な日用品であったり、壊れかけのアクセサリーであったり、役に立たないものであったり。他の人から見たらただの無駄かもしれないもの。
これらの品物が今後何年にもわたって人の手から手へ受け継がれるという考えは、本当に素晴らしいでしょう。


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