話
ムーブメントリング
時計の動きをモチーフにしたシルバーリング。
切り絵のように繊細な模様が目を引くデザイン。
当時の職人がひとつひとつ手作業で仕上げた繊細なムーブメントパーツを、そのまま型取りしてリングに仕上げました。
時計の動きをイメージしてデザインしたシルバーリングです。
日本の切り絵のように繊細なデザインが目を惹きます。
「ムーブメントリング」の原型は、古い懐中時計の可動部分に由来しています。
ムーブメントリング
。私がこのムーブメントパーツを譲っていただいた時にはもうば考えたのが状態だったので懐中時計の全貌は見えませんが、
調べたところ18世紀頃のイギリスのもの。
パーツひとつひ、職人と持主のこだわりを感じます。
時計としての役割を果たしていた頃は、文字盤の向こうにあって表からは見えなかった存在。
普段使いできるシルバーアクセサリーに作りました。
ひとつひとつ手作業で仕上げているので、それぞれ表情が違います。お気に入りの1点があれば幸いです。
指輪にした理由は、いつでも手元で眺めてもらいたいと思ったから。
人が使っていた時計なのか想像するのも楽しいかもしれません。
幸運にもこの時計を手に入れたとき、すでにバラバラになっていたため、全体を見る機会はありませんでした。
調べているうちに、18世紀のイギリスの時計であることが分かりました。
そこに見られる手彫りを見ると、作り手や所有者の要求を感じることができます。
まだ時計として使用されていた頃は、文字盤の裏側にあるこれらの小さな彫刻は見えませんでした。
この刻印をぜひ主役にしたいと思い、気軽に身に着けられるシルバーリングに仕上げました。
手作りの作品ですので、それぞれ印象が異なりますので、お気に入りの一品を見つけていただければ幸いです。それをリングにしようと思った理由は、そうすることで常に目の届くところにあるからです。
この時計を見ると、以前の所有者が誰で、どこから来たのかを想像するのが楽しくなりませんか。